2017年1月22日、日本エンドメトリオーシス学会学術集会にてパネルディスカッション「思春期子宮内膜症をめぐる諸問題 ―長期管理を見据えて―」が開催されました。座長は、百枝幹雄実行委員長と、明樂重夫実行委員、演者は、百枝実行委員長、甲賀かをり副実行委員長、能瀬さやか実行委員、塚田訓子先生(JECIE会員)、カーンカレク(JECIE会員)、篠原康一(JECIE会員)でした。座長・演者とも、JECIEの関係者が占めました。また、政治の立場から自由民主党女性局長代理の宮川典子代議士が登壇されました。
各演者がまず、それぞれの専門から思春期における内膜症について発表し、思春期にフォーカスした世界的に見ても診療ガイドラインがないこと、また、それがエビデンスが不足しており、その理由として診療中のドロップアウトや、そもそも受診しないことなどが挙げられました。宮川代議士は、女性が活躍するために健康を害しては意味がなく、国としても女性が健康であり続けることをサポートしていきたいと意欲を示されました。
百枝幹雄実行委員長 | オーバービュー 思春期内膜症をめぐる諸問題 |
能瀬さやか実行委員 | 月経困難症を有する思春期女性への医学的介入に向けて |
塚田 訓子先生 | 当院で LEP 処方を行った思春期月経困難症患者 232 例の検討~ドロップアウトを防いで長期管理を行うには~ |
カーンカレク先生 | 思春期内膜症:アジアにおける現状と課題(Adolescent endometriosis:current status and its problems in Asia) |
篠原 康一先生 | 血管内皮の観点から |
甲賀かをり副実行委員長 | 思春期子宮内膜症の診断と治療ガイドライン |
宮川 典子代議士 | 国としての取り組み |
2017年02月06日