受診と治療

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手術の種類

手術は、状況にあった方法があります。

子宮や卵巣を残す保存手術と、出産希望がない場合などに子宮と卵巣をすべてとる根治手術の二つがあります。

おなかに小さな穴をあけて行う、腹腔鏡手術
お腹に小さな穴をあけ、腹腔鏡や手術器具を挿入し、内部をモニター画面に映しながら病巣を切除します。開腹手術に比べて大きな傷が残らず、入院期間も5~7日と短くて済みます。術後の回復も早く切除部分の癒着も少ないと言われていますが、予想外に出血や癒着が激しいと途中から開腹手術に切り替わる可能性もあります。腹腔鏡手術は専門知識と技術が必要なため、受けられる病院は限られますが最近は手術可能な病院が増えています。
おなかを切って行う、開腹手術
下腹部を縦、または横に10cmほど切開し病巣を除去する手術です。超音波検査やMRI検査で嚢胞に悪性の疑いが合った場合などに行われます。また、腹腔鏡手術中に予想外の出血や強い癒着が合った場合は、手術の途中で開腹手術に切り替わることもあります。術後の回復や傷跡など、身体への負担は腹腔鏡手術より大きく入院期間も10〜14日ほどかかります。

※ 手術には、子宮や卵巣を残しておく保存手術と、子宮と卵巣のどちらも摘出する根治手術があります。妊娠希望があるかなど、どのようなライフスタイルを望むかによって選択が異なりますので、医師とよく相談して決めましょう。