生理痛は疾患のサイン

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子宮内膜症の症状

主な症状は「生理痛」「腰痛」「性交痛」

初期の症状は軽く、下腹部痛を感じるくらいです。
痛みは生理の回数を重ねるたびに強くなり、腹痛だけではなく肛門や膣の奥も痛み、
性交痛があらわれることがあります。
生理痛でも痛み止めなしで日常生活に支障を来すほどのものを月経困難症と呼びます。
月経困難症は「痛みがひどく、横たわっていないと耐えられない」
「何も手に着かない」「つらくて学校や会社に行けない」
などといった重い症状が特徴です。
この月経困難症も子宮内膜症の症状のうちの一つです。
子宮内膜症は下痢や排便痛、月経過多を引き起こしてしまうこともあります。

 

原因不明な不妊症患者の約半分に子宮内膜症が見つかります

更に子どもが欲しいのに子どもが出来ないとき、
子宮内膜症が原因で不妊症になっている可能性があります。
子宮内膜症があると必ずしも不妊になるわけではありませんが、
原因不明不妊患者の50%に子宮内膜症が見つかると言われています。
骨盤内に起こる子宮内膜症は癒着を起こしやすく、卵管や卵巣の周辺に内膜症が起こると、
癒着のために卵管が狭くなったり塞がれたりしてしまいます。
そうなると卵管が本来の働きを行えず、排卵が起こり成熟した卵子が放出されても
卵管がキャッチできないために妊娠が成立しないのです。
このため若い女性は少しでも症状を軽くするために、
子宮内膜症に気づいたら早めに治療に取りかかる必要があります。