子宮内膜症は、子宮の中にあるはずの内膜組織が、骨盤や腹膜など子宮外にできてしまう病気です。 子宮内膜症の存在そのものが、妊孕能を低下させる要因となり、3割~5割が不妊症と言われています。 特に妊娠を望んでいる場合、早期の受診と適切な治療が大切です。 また、卵巣内に発症した場合はがん化する危険もあり、閉経後も残存している場合は、定期的な検査が必要です。 そのためには、女性が産婦人科に行きやすい環境づくりが必要なのです。
全国の養護教諭、学生、その母親への啓発を目標に生理にまつわる疾患の現状から子宮内膜症・月経困難症について専門家によるディスカッションなどを内容にした養護教諭研修会を今年の8月に開催いたします。