日本子宮内膜症啓発会議(JECIE)とバイエル薬品株式会社との共催による 研修会を開催するまでの経緯、及び開催しての感想

 栃木県養護教育研究会では、平成24年度より、夏休みに「レベルアップ研修会」を開催することになり、会員の資質向上のために適当な講師を探していました。そんな時、6月16日(土)に開催された全国養護教諭連絡協議会の総会・協議会で、日本子宮内膜症啓発会議(JECIE)が提案者となった、滋賀医科大学地域周産期医療学部教授の高橋健太郎先生よる「月経困難症・子宮内膜症の現状と課題」と題した講演を聴き、『これだ!』と思いました。月経は養護教諭本人のこととしても興味関心がありますし、最近の児童生徒の中には、保健室にひどい生理痛を訴えて来室する者もいます。

早速その日のうちにダメモトで、日本子宮内膜症啓発会議(JECIE)事務局長の堀内さんに猛アタック!すると快く連絡先を教えてくださり、それからはすべて事務局長の堀内さんと担当者の田口さんとのメールのやりとりだけで研修会当日を迎えることができました。
日本子宮内膜症啓発会議(JECIE)の他に、もう一つの共催企業となってくださったバイエル薬品株式会社から東京大学医学部産婦人科准教授の大須賀穣先生を講師としてご紹介していただき、講師の交通費や講演料などもすべて共催してくださった2社で引き受けてくださいました(財政逼迫しているわが研究会としては非常に助かりました)。講師の招聘状や当日の会場最寄り駅からの送迎などもすべて共催2社で担当してくださり、研究会としては会場設営、資料の印刷ぐらいで当日を迎えられ、あまりにも至れり尽くせりで申し訳なく、せめて美味しいお弁当だけはご用意させていただきました。

おそらく、講師の講演料や交通費、宿泊代などで15万円は超えると思われる費用をすべて負担していただき、かと言って何かを依頼(物品の販売や紹介など)されることもなく、本研究会会員に有意義な研修会が開催できたことは、一言では言い表せないぐらい感謝の気持ちでいっぱいです。

他県の先生方も機会がありましたらぜひ、日本子宮内膜症啓発会議(JECIE)の堀内事務局長と田口さんに連絡してみてください。きっと有意義な研修会ができると思います。

(文責:栃木県養護教育研究会事務局長 齋藤真由美)